スマホの未来

テクノロジーは資本が集まることで高度化が進むから、スマートフォンは生き残るだろうという視点がある一方、あらゆるものは分散と集約を繰り返すことで進化してきた事を考えるとスマートフォンという形態は一時的な形であるとも言える。大きな流れとしては後者なのでしょうが、問題はどのくらいの期間スマートフォンが今の形状で存在するのかという事。iPadは優れていたものの、それほど生活に浸透した印象はない。スマートフォンという持ち運びに便利で、隙間時間で遊べて、いつでも他人と繋がり、新しい情報をすぐに手に入れられる1つのデバイス。この強さは半端ない。

 

テクノロジーは世界観を変える力を持っているけれども、それはちょうど人間の欲望と噛み合った時だけ発揮される。これから先は「個」が際立つ時代に入る。ゆるやかな世界から凛々しい世界へ。世界中でポピュリズムが台頭してきているのは、融和政策からの反発であり、この流れの一環と見ることができる。力強いメッセージを発信する仕組みが必要とされるのは間違いない。その意味だと、デジタルの世界においても、アナログ感、リアル感が人々をひきつけそうだ。Go Proはまさにその流れに上手く乗っている。

 

パソコンもスマホも入出力装置に制限されている。早いところそのハードウェアの制限から解放されて欲しい。問題はいつそうなるかなんですが、そちらはテクノロジーの問題。人々の欲求で満ち足りていないもの。「特別でありたい」ですかね。